月縞の【『嘘喰い』読感】置き場


 ヤングジャンプコミックス『嘘喰い』の感想です。本誌連載は2018年3・4合併号で完結。全49巻。


〈* では、引き続き49巻の感想を。536話以降から――なのですが、
 気付けばかなり〝腐寄り〟の内容になってしまったので(^^;)、予めご了承ください。
 ……文字色は反転させていますがw〉
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 536話より、新たな設定(〝敵〟と言うべき?)が、少しずつ(これ含めあと四話分しかないというのに)出て来るのですが、
 その中でも、ラロについて語られている部分が、自分としては実に興味深いです(笑)。
〈* ご存知の方もいるかも知れないが、最近の自分の「一推し」は、ラロ氏なのでw〉

 ところで、貘と夜行さんがこの話をしている(及び、533話でも出てきた)場所は、『百鬼夜行』と解釈して良いんですよね……?
 思いのほか店内の内装(雰囲気?)がよく分かり、自分としては見どころでした(ストーリーの進行にあまり関係ないですがw)。

 そして、フロイドと共に行動を続ける梶のもとに、もの凄く久しぶりに(のような気がする)再登場したカールまでも合流し、以降、「ヴァイスファンド」、「ヴィゾーム」、「悪徳者達」――の解説をしてくれるのですが、
 ここの、カールの独擅場と化している様が面白い……(笑)。
 及び、更なる陰謀の存在に歓喜するフロイドも良い感じです。
〈* 話が前後しますが、147頁あたりで、「俺ぁ、陰謀が好きだ」と自分語りするフロイドも、人によってはなかなかに〝そそられる〟場面だったんじゃないかと。それから、梶ちゃんの「フロイドさん」呼びもw〉

* 〈このあたり、きっと「フロ梶」的に美味しいと思うのですが、私としては、彼が「ラロこそ俺の暴きたい陰謀でもあった」とか告白してくれるので(追記:実は34巻の時点で既にそう発言していたことを、後から気付きましたw)、そこに妄想を掻き立てられてしまい……(^^;)。〉

 158頁から、「悪徳者達」の具体的な名前(組織名?)が挙げられるのですが、
 ここで、ラロの名前が〝表記ゆれ〟を起こしているのが、自分的にもうたまらなく美味しい!←()。
* 〈何故って、彼の名前の綴りはもしかして「Vincent Lalo」なんじゃ……? という可能性が出て来たから・笑〉

〈* 以下数行、ラロ推しの自分の〝妄想語り〟みたいなのが続くので、ご興味のある方のみどうぞ・笑〉
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 前述した表記ゆれについて、私は今回(537話)が初めてだと思っていたのですが、しかしご教示頂いたところ、確かに32巻196頁あたりでも「ヴィンセント」になっていました! これは今まで完全に見落としていたので、勿体無いことをしていたなぁ……と。

 そして自分なりに調べたところ、(以前どこかにも書いた気がするが)「Vi」は、片仮名表記的に「ヴィ」でも「ビ」でも、どちらでも構わないらしいので、つまり、いつかどこかで、梶に彼の名前を「ヴィンセント」って呼ばせることが出来るかも?? じゃないですか!←(Σ( ̄口 ̄*)!?)
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 それから、162頁のフロイドの台詞通り、絵子が貘に(というより〝ビデオレター〟を観た者に)伝えた理屈が、もしかするとラロにも当て嵌まる……というのなら、彼の〝新たな人物像〟というか、別の側面みたいなものが浮かび上がることに……?(とかいう夢を見てもいいですか?・笑)

 あと、ここでの貘のお供(?)として判事と弥鱈が登場しているのは、自分的にそそられましたw(勝負自体の立ち会いは、判事がしているぽいですね)。


 さて――続く538話なのですが、この一話分だけで、相当色々なことが出て来るような気がします(^^;)。
 まず、〝メイソープ協会〟アビ・カーン氏の登場。――ここで新たに、しかも重要人物ぽい人を出すとは!
 そして、ビリーとラロの末路が……。
 ――これは、悲惨というかシュールというか……(こういうの、私は嫌いじゃないですが・笑)

 あと素朴な(余計な?)疑問なりますが、アノマはアビと対等に話しているように見えるので、彼はアイデアルの一員(関係者?)というわけではなく、ラロとも対等な、何らかの立場を持つ人なかもしれない?
(……と書いてから気付きましたが、フロイドだってラロと対等に話していたわけですよね。……〝対等なビジネスパートナー〟みたいな関係?)

 更に、ここで貘の身体に関する衝撃の事実が……!?
(つまり、512話(47巻)で貘が臨死した時の〝夢〟の一部(126-7頁)は、伏線だったんですね……)
 ところで、179頁を見る限り、「かり梅」には実は「薬」が仕込まれていた――という解釈で良いのでしょうか(笑)。


 そうして――遂に迎えた最終話!
(〝前半〟の記事の)冒頭では触れていませんでしたが、この扉絵がそのまま最終巻の表紙にもなっています。……美麗ですね(^.^)。
 中表紙も良いですよね(〝証〟の扉絵? にもなっていますが)。
 この絵柄(印刷の様子?)が「カラーぽい……」という意見もちらほら見たのですが、実際はどうなのでしょう。
(もしもそうなら、いつかどこかでカラー版を見ることが出来るのでしょうか……)

 内容としては、実に最終回〝らしい〟構成だと思いました。
 
 最後の最後に、超重要人物(と言って良いと思う)、〝ヴィゾーム創始者〟ゴーネン氏が登場するのですが、彼の姿・雰囲気は、作中で説明されている通りの理由で貘と酷似しているわけなので(これにより、177頁で判事と弥鱈が驚愕していた理由も判明)、
 元元はどんな容姿だったのか地味に気になるところですw。
(198頁で語られているゴーネンの「色々と変わってしまった」、の理由(設定)は、割とポピュラーなものなので、自分としては納得しました)

 ゴーネン(&アビ?)に表立って挑むのは創一であり、その裏で、貘、梶、マルコの三人が動いている――といような演出で物語は幕を閉じますが、

(かなり余談になりますが)自分は結構以前に、
「貘は〝お屋形様〟になっても、結局そういう堅苦しい立場に収まるのを嫌がって、何を成すにも自分で気ままに動ける遊軍的に――つまり〝自由気ままなギャンブラー〟として生き続けたいから、きっとハルを仲間にした後は、お屋形様業の 〝実務〟は彼に押し付けて、自身は元通り、梶とマルコとの共同生活に戻るのだろう」――とかいう妄想をしたことがあり←(^^;) 、
 ラストシーンは、この妄想の具現化(!?)を見せて貰えたような気がして、良かったなぁ……と思いました(笑)。


 こうして、11年にわたる巨篇が、大団円と言える形でめでたく終幕を迎えましたが、
 しかし、(本誌を読んだ時点でも述べた所感ですが)〝ヴィゾーム〟の事や、ひと癖もふた癖もありそうな新キャラ等、実に興味深い設定なのに、「話の締め」的に使うだけで終わってしまったのがつくづく残念というか、勿体無いなぁ……とw。
(……そういえば、ゴーネンって残るどの組織――「マランド……」、「ノーフェイス」、「ダウロギア……」――の人なのですかね?)

 作者様は、BookLive!さんの【独占インタビュー】にて、続編・スピンオフの執筆意欲を示しており、私もそれへの期待は決してゼロではないのですが、
 しかしながら、『嘘喰い』をこれで〝綺麗に〟終わらせてくれたのならそれはそれでもう触れないで欲しいと言うか、(これも以前言った気がしますが)せっかく次回作に取り組まれるのなら、迫先生の〝完全新作〟が見てみたい気がするんですよね……。
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〈* 以降、あと少しだけ。〝締めの挨拶〟的なものを……w〉


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 さて――いよいよと言うべきか、とうとうと言うべきか……。
 49巻。――発売前から既にご存知の方が殆どだったと思うし、帯にも書いてある通りなのですが、『嘘喰い』はこれが最終巻です。

 11年(12年?)続いたこの作品も、遂に完結を迎えました。――おめでとうございます。
 そして、長年の連載お疲れ様でした……m(_ _)m。

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〈* 以降、49巻に関する個人的な所感につきまして、(長文につき)記事を分割しています。また、所所反転箇所もありますので、予めご了承ください〉
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 ……というわけで(?)、49巻は前巻のラストから引き続き、貘が勝ちを確信して狂喜乱舞しているところから始まるわけですが、
 なんと、〝奇跡〟が起り、切間創一は蘇生……?
 理論上(と言ってよいのか)、「5分以上は蘇生不可能」なはずなのだが、〝2秒足りず〟、創一の蓄積を満たせなかった貘の状況(立場?)は一転、打つ手なしに……。
〈* いや、確かに連載当時、528話(48巻ラスト)が公開された時点で、この理屈でハルは復活するだろう……と、巷でちらほらと囁かれていたんですけど、でもまさか、本当にそれで復活するとは……w〉

 全てを出し尽くし今度こそ本当に〝何も無い〟状態になってしまった貘が、これをどう切り抜けるのか……というのが531話まで続くのですが、オチを見て「ああ、そういうことね……」と(^^;)。

 こうして――貘の勝利で〝屋形越え〟は決着。
 前お屋形様の最期の言葉(遺志?)を受け取り、とうとう、貘は新たな〝お屋形様〟に……。
 ……長かったですね、ここまで(本当に長かったと思う、いろいろな意味で・笑)。


 これでようやく、全ての勝負が終わり、やっと〝島〟を離れることになった貘たち。
 ここでの、帰路に就くそれぞれの様子が面白いですね。

 弥鱈と能輪親子とか。
(→他の方も考察していましたが、美年の〝足〟について、今のところ本人のほかは弥鱈しか知らない事になっていますが、紫音の発言を額面通りに受け取るべきか、それとも「何か含みがある」発言と解釈すべきか・笑)

 銅寺とボロさんとか。
(→銅寺立会人の「御大も半分霊魂のようなもの」発言、ナチュラルに(屈託なく?)言えてしまうのがある意味凄いかと。もう少し遠慮しようよ……みたいなw)

 そして(何より?)――門倉と梶が久し振りに会話している場面は、自分的に〝美味し〟かったですね(笑)。
* 〈更に、貘を見送った彼らはこれから船で〝一緒に〟帰還する筈なので、その道中はどんなものだったのか……などと勝手に思いを馳せると、もう何とも言えず萌えてきますね・笑〉

 ヘリに乗って一足先に帰還した貘は、そこで賭郎総出(?)でお出迎えされるわけですが、ここは懐かしい(久し振りの?)面々が見られて、嬉しかったです。
(やはり美玲は〝長身〟なんだなと思いました。巳虎よりも、は勿論そうなんですけど、その反対側にいる男性よりも頭一つ高いように見えるので。もしかすると、美玲の身長は判事(棟耶)と同じくらい……?)


 さて。533話から展開が変わります。
 ――新展開と言うべきか、急展開と言うべきかw。

 まず、43巻ラストでクイーンが(と言うより賭郎が?)フロイドに依頼した〝大船の件〟が、解決したところから始まっているんですよね……。
 これは紙面の(構成の?)都合上、仕方がない事なのかもしれませんが、しかしせっかくフロイドと梶ちゃんが〝相棒として組んで〟陰謀を暴いている筈なので、そこを省略されてしまったのが勿体無い気がします……。
*  〈まぁこの〝隙間時間〟について、勝手に夢を見る余地を与えられた? ような気もするので良いと言えば良いですがw。 そう言えば、さりげなく横井も再登場しているのに、あまり活かされていない(気がする)のも勿体無いと思った……〉

 で、次の場面で、夜行さんの手の経過と、美年さんの〝奇跡〟について語られているわけですが、美年さんは、もう周囲を欺くことは止めることにした様子。
(これは弥鱈との(ハンカチ争奪戦の)一戦で、何か心が動かされたから……? それと、82頁の判事との会話から察するに、判事は薄薄、〝美年の秘密〟について知っていたのかもしれない?)

 同じ頃、何か目論見があるらしい貘は、〝お屋形様〟として、手始めにある組織に接触し……。
(この時、夜行丈一と泉江夕湖を伴っているのがいい。やはりこの二人は一緒でなくては!(^.^)!)

 ここで、〝ラロのダイヤ〟についての説明(設定?)が出てくるのですが、
 ここを読んで、自分は、家人が43巻を読んだ時に「アイデアルの次のボスは〝先代のダイヤ〟を持つ者、という条件があるから、アノマはラロの遺体を回収しに来たんじゃ……」と言っていたのを思い出し、「あながち間違いではなかったのかも……」と思いました(かなり個人的な所感ですが(^^;) )。

 そして――ハル君とのぶ子が「再会」出来て、本当に良かった(^.^)。
 ――本誌で531話を初読みした時に、自分は「死ぬのは〝切間創一〟であり、蜂名直器は生き残る」……と思っていたので、ここでハルの生存を確認出来てほっとしました。
 そして81頁で、フロイドが梶に「相変わらず甘い奴だよな」と言っていたのはこの事――つまり、創一(ハル)を助けることを提案したのは梶で、523話(48巻)で別室を出た時からそのつもりでいたんだな……という、自分の解釈w。


 534-535話は、貘とハルの過去編――謎解き編というか、伏線回収回というか……。
 ――貘が「蟻塚ビル」へ忍び込むくだりを見て、47巻511話で臨死した時の「夢」のくだりは、この時の記憶がベースになっていたのかな……と思いました。
(要するに、「あの場面が今回の伏線だった」ということに(たぶん)なるのかも)
 あと、104頁の貘の、「さっきのじいさん……いや、あの御方がハチ王の創造主? サインをもらうべきだった!」は、お茶目だなぁ、とw。

 ……48巻の感想を書いた時にも少し触れたのですが、
 535話が本誌に掲載された当時、30巻75頁のとある一コマ――掛けられていたスーツの裾に付着していた血――の伏線が回収された、という他の方方の見解をいくつか見つけて、自分はそれで初めて、「え、そこ〝仕込み〟だったの!?」と、気付きました。
(というか、言われるまでその場面があった事すら忘れていたのです……。連載当時(2017/11頃?)話題に上って、30巻を見直して、そこで初めて「……ほんとだ!」と気付いた始末(^^;)。)

 127頁あたりまで読むと、25巻のあの場面や30巻のあの場面等も伏線であり、ここで回収されたことが分かります。
(つまり、貘は創一の〝記憶喪失症〟を〝最初の出会い〟の時から知っていて、その上での、古書店での〝再会〟であり、そして勝負期間の設定だった)
* 〈かなりどうでもいい余談ですが、〝記憶喪失症〟と書くと、《アムネジア》と読みたくなってしまうんですよね……w〉

〈* ――切りが悪いような気もしますが、一旦ここまでにします(^_^;)。〉


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 こちらには “読感” 以外のコメントは基本書かないようにしていたのですが、今回は少しだけ……。


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 何というか、今更感というか「このタイミングで!?  Σ( ̄口 ̄*)」みたいな感もある(ような気もした)のですが、どうしても自分的にデザイン変えたくて実施しました。
 以降、 “PC版” については今ご覧頂いているデザインで記事を更新して行きます。
(※スマートフォン版は変えていませんので、スマホから閲覧される場合の見た目は、これまでと同じです) 

 尚、以降に「旧デザイン」の履歴? を残しましたので、ご興味があれば……w。

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